部活を休みたいけど、何て言えば・・・
うまい「言い訳」ってなかなか出てこないですよね。
中学、高校でのクラブ活動。楽しい時もあれば、クラブ活動を休みたい状況や気持ちになることもあるのではないでしょうか?
しかし所属している部活によっては、休むことが難しい空気感に悩むことがあるかもしれません。
この記事では、クラブ活動を休むための適切な理由を、中学生・高校生向けにご紹介します。
計画が立っている場合の事前通告、急な休みに便利な言い訳、さらに無断欠席後の説明など、クラブ活動を休みたい時に役立つアイデアを紹介します。
クラブ活動を休みたい時、どうすればいい?
楽しくても熱心なクラブ活動であっても、いつも楽しいとは限りません。時には休息が必要なときもあるでしょう。
学校のクラブ活動は授業と異なり、休むこと自体に問題はありません。実際、休むことを禁止している学校やクラブは稀で、クラブの評価が成績に影響することもありません。
しかし、厳しい指導者や先輩がいることで休みづらい環境のクラブも存在します。また、自分勝手に休むとチームメイトに悪い印象を与えることや、休んだ分を追加練習で補う必要があるかもしれません。
休む時は、しっかりとした理由を伝えることが重要です。
【事前通告】高校生に適したクラブ活動の休み方
クラブを休む日が決まっている場合は、早めに伝えておくことが良いでしょう。 ただし、「事前に決まっている予定」を言い訳にする場合、前日や当日に使用するのは避けましょう。予定があることを遅く伝えると、信頼を失うかもしれません。
【休む理由】親族の法要
法要は、故人の命日に行われる冥福を祈る儀式です。宗派にもよりますが、お坊さんを招いてお経を読んだり、共に食事をすることが一般的です。法要はクラブを休む際の定番の理由ですが、信憑性を保つために「誰の何回忌で、どこで行われるか」を決めておくことが大事です。
高校生にとって、祖父母や叔父・叔母の法要で、一周忌や三回忌、七回忌などが自然で疑われにくいでしょう。場所はあまり近くなく、少し離れた場所を伝えるのが安全です。 理由を詳しく説明する必要はありませんが、質問されたら答えるようにしましょう。
【休む理由】家族・親戚の結婚式
家族や親戚の結婚式は、休むための一般的な理由です。結婚式を理由にする際は、「どの家族の結婚式か、どこで行われるか」を決めておくことが重要です。兄弟などの近親者の場合、後から虚偽であると露見する恐れがあります。また、結婚式の話題になった時に「写真がない」と主張するのも一つの手ですが、過去の結婚式の写真を用意しておくと安心です。
【休む理由】病院での検査・診察
病院での検査は、通常事前予約が必要で、CTやMRI、心電図検査などは部活を休む理由として有効です。歯医者の予約も多くの場合必要で、見た目には健康そうでも歯の検診は疑問を持たれにくいでしょう。
【休む理由】予防接種
予防接種は予約が必要で、注射後は激しい運動を避ける必要があるため、休む理由として適切です。接種後の副反応を理由に、2日程度休むことも可能です。ただし、接種時期が決まっているワクチンもあるので、「どの予防接種か」をよく考えておく必要があります。
【休む理由】家族との帰省
家族との帰省は、特に遠方であれば数日から1週間の休みを取ることが一般的で、特に夏休みやゴールデンウィーク、冬休みには理由として使いやすいです。しかし、家族との帰省を口実にしている間は、外出すると部活の仲間に遭遇しバレるリスクがあるため注意が必要です。
【休む理由】習い事・塾の振替
塾や習い事を理由に「曜日が変更になった」と伝えることで、部活を休む口実にすることができます。ただし、同じ習い事をしている仲間がいる場合は、事実確認される可能性があるので注意が必要です。
【休む理由】資格試験の受験
検定や資格試験は通常、土日や祝日に実施されるため、指定された日付や試験会場に合わせて部活を休むことが可能です。ただし、同じ日に試験を受ける部員がいると露見する恐れがあるため、慎重に計画を立てる必要があります。
【休む理由】家族旅行
家族旅行は、他の家族メンバーの予定も関係しているため、部活を休む理由として通りやすいです。ただし、旅行期間中は外出を控えるべきで、外出するとバレるリスクがあります。また、「旅行のお土産」という期待をされた場合は、「購入する時間がなかった」と言って対応する方法もあります。
【前日通知】高校生向け部活休みの理由
部活の前日に「明日は休みたい」と急遽、考えた際に有効な理由を提供します。前日に休むことを伝えると、当日に気楽に休むことができます。
【休む理由】医療機関の診察
前日に部活を休む一般的な理由として、医療機関の診察があります。本当に体調不良の場合に「明日、医者に行く必要があります」と伝えることが多いですね。歯痛、膝の痛み、耳の違和感など、具体的な症状を伝えると良いでしょう。ただし、医療機関の休診日や診療時間を確認しておくことを忘れずに。
【休む理由】兄弟姉妹の世話
兄弟姉妹がいる場合、「兄弟の世話が必要になった」と部活を休む理由にすることができます。「親が急に忙しくなった」などの理由を付け加えると説得力が増します。この理由は前日だけでなく、事前にも使えますが、「他に世話をしてくれる人はいないのか?」と疑問を持たれることもあるため、状況によっては「急な状況で対応が難しい」と伝えるのが最適です。
【休む理由】塾の追加授業
塾では、試験や模擬試験の結果によって追加授業が必要になることがあります。塾に通っている場合は、追加授業を部活を休む理由にすることができます。成績と関連しているため、顧問の先生も理解してくれるでしょう。ただし、同じ塾に通う部員がいる場合は、虚偽であることが露見するリスクがあります。
【休む理由】祖父母の訪問
遠方に住む祖父母が訪問することも、部活を休む理由になります。「たまにしか会えない」「短期間の滞在を最大限に楽しみたい」「誰も家にいないと寂しい」といった理由を強調すると、休みが取りやすくなるでしょう。
【休む理由】塾の無料体験授業
塾の無料体験授業に参加することは、部活を休む理由として一度だけ利用できます。「最近、成績が下がってしまったので…」など、体験授業に参加する理由を添えると信憑性が増します。
【休む理由】お見舞い訪問
親戚や友人のお見舞いに行くことも、部活を休む有効な理由です。ただし、あまり親密な関係のお見舞いは虚偽であると判明しやすいため、親や兄弟のお見舞いを理由にすることは避けた方が良いでしょう。
【当日連絡】部活を休むための高校生向けアイデア
急な状況で当日に部活を休む必要が生じた場合に役立つ、休む理由を紹介します。事前にわかっていたわけではないと信じてもらえるような理由を選ぶことが重要です。
【休む理由】急な体調不良
一般的な休みの理由としては、体調不良が挙げられます。「朝から体調がすぐれない」「昼頃から具合が悪くなった」など、「頑張っていたけれど無理だった」と伝えるのが適切です。部活直前に体調が悪化するのは不自然に見えるため、この点には注意が必要です。
【休む理由】生理痛
女子高校生の場合、生理痛も休む理由として有効です。男性の顧問の場合は「体調が悪い」と伝えることが望ましいです。ただし、実際に生理の時期でない場合、「先週も同じことを言っていた」と疑われることがあるので、注意が必要です。
【休む理由】家族の体調不良
家族の体調が悪い場合、看病や家事、兄弟の世話など、自分が対応する必要があることを理由に部活を休むことができます。ただし、家族が実際に元気で外出しているとバレる可能性があるので、家族にも話を合わせてもらうと良いでしょう。
【休む理由】親の急な残業
共働きの家庭では、親の急な残業があることもあります。弟や妹の面倒を見る、買い物や夕食の準備をするなどの理由も、部活を休むために使えます。
【休む理由】祖父母の病院への付き添い
祖父母と同居しているか、近くに住んでいる場合は、病院への付き添いを理由にすることが可能です。「年配なので一人での通院が難しいため…」と伝えると疑われにくいです。ただし、この理由を使う場合は、実際に祖父母と過ごすことも考慮に入れた方が良いでしょう。
【休む理由】部活内の悩みを相談
部活内での人間関係の問題や部活継続に関する悩みがある場合、一日休んでじっくり考えることも選択肢です。顧問や部長に相談する形で伝えれば、理解してもらえるでしょう。ただし、この理由で休むと「部活内での問題」という噂が広まる可能性があるため、実際にそのような悩みがある時に使用するのが適切です。
【休む理由】疲労を正直に伝える
一生懸命部活に取り組んでいる人ほど、時々は休息が必要です。正直に「疲れているため休みたい」と伝えることで、理解を得ることができるかもしれません。虚偽の理由を使うとバレるリスクがあるため、正直さも大切です。
【無断欠席】部活を急に休んだ場合の対処法
予告なく部活を休んでしまったり、寝坊してクラブ活動が始まっていることに気づいた。そんな時もありますよね。顧問やクラブメンバーが心配する前に、できるだけ早く連絡を取ることが望ましいです。
【休む理由】自身の体調不良
朝から体調が悪くて布団から出られなかった、急な腹痛で長時間トイレに籠っていたなど、体調不良が原因で連絡できなかったと伝えましょう。頭痛、腹痛、吐き気などは外見では判断しにくく、体温にも関連しないため、他人から確認されても疑われにくいです。
【休む理由】家庭の急用
親の急用で弟や妹の世話をしなければならなくなった、家族が体調を崩して看病していたなど、家庭の事情で急に休むこともあり得ます。ただし、「連絡が取れないほど忙しかったのか?」と疑問を持たれることもあるので、状況を説明する際は注意が必要です。また、家族に確認されると事実が露見するリスクがあります。
【休む理由】外部のトラブル
交通機関のトラブル、困っている高齢者の手助け、怪我をした人の介助など、外部のトラブルに巻き込まれたと伝える手段もあります。ただし、そのトラブルが周囲の誰にも知られていない、インターネットで情報が見つからない場合は疑念を抱かれるかもしれません。また、「トラブル解決後に部活に来ることができたのでは?」と問われる可能性もありますので慎重に利用しましょう。
【休む理由】率直な謝罪
結局、率直に謝罪するのが最善です。通常、事前に連絡ができないほどの事態は稀ですから、嘘をついても見破られるリスクが高いです。詳細について問われると嘘が露呈する恐れもあります。誰しもミスや失敗はありますから、素直に謝れば顧問や部活のリーダー、メンバーも理解してくれるはずです。
部活を休む時のバレ防止戦略
部活を休むために考えた言い訳が、後の行動で露呈してしまうのは避けたいものです。どうすれば部活を休んだことが明らかにならずに済むのか、考えてみましょう。
- 事前準備を整える
- SNSやゲームを控える
- 外出を避ける
- 家族に事情を説明する
部活を休む際には、あらかじめ状況を設定しておくことが重要です。「病院に行く」というなら、事前に体調不良をアピールしたり、家族や習い事、成績に関する悩みを見せかけたりするのも効果的です。 加えて、休んだ日は外出せず、自宅に留まることが賢明です。
SNSの利用やゲームを控えることで、ログイン履歴が原因で休んだことがバレるリスクを避けられます。 また、家族が先生や友達と話す際に話が一致するよう、あらかじめ相談しておくことも大切です。
どれだけリアリティのある状況を作れるかが大切になります。
部活を休む際のウソのリスク
嘘をついて部活を休むと、露呈した際に様々なリスクが伴います。想定されるリスクを予め理解しておくことが重要です。
- 信頼関係の喪失
- 罪悪感の発生
- 本当にに休みたい時に休みづらい
- 部活によっては罰則の存在
嘘が露呈した場合、部活の仲間や顧問の信頼を失う可能性があります。
長い間一緒に努力してきた仲間も、嘘が露呈すると信頼を損ねることになります。 さらに、自分自身も罪悪感に苛まれ、部活に参加しづらくなることがあります。
部活によっては罰として掃除や筋トレ、公開謝罪などが課されることもあります。 また、本当に休む必要がある時でも「また休もうとしている」と疑われ、簡単に休むことができなくなる可能性もあります。
クラブ活動を休む際の適切な連絡手段
クラブ活動を休む際には、休む理由と同様に、伝える方法も非常に重要です。
事前に休むことがわかっている場合
事前に休むことが決まっている時は、学校で顧問教師や部活のリーダーに直接伝えることが望ましいです。この際、「○月○日のクラブ活動は、△△の事情で休むことになります」と、具体的な日付と休む理由を明確に伝えましょう。
当日に急遽休む必要が出た場合
当日に急な用事が生じた場合も、可能な限り直接伝えることが理想です。学校が休みで顧問教師に会えない時は、電話やSNSを利用して、「本日のクラブ活動は△△の理由で休ませてください。急な変更で申し訳ございません」と伝え、理由と共に謝罪を忘れずに。
当日無断で休んでしまった場合
万が一、当日無断で休んでしまった場合は、速やかに連絡を取ることが重要です。「△△の事情でクラブ活動に参加できませんでした。連絡が遅れて申し訳ありません」と、事情を説明し、謝罪の意を伝えましょう。
気持ちが億劫になって伝えられなかったり、先延ばしにしてしまうこともあるかもしれません。しかし連絡のタイミングが遅くなるほどに問題が大きくなったり、相手の心配、不信感が大きくなる可能性もありますので、勇気を持って一歩を踏み出しましょう。
虚偽の理由でクラブ活動を休む際のリスク
クラブ活動を休む際に虚偽の理由を使うと、露呈した時に様々なリスクが生じます。
虚偽が発覚しないように行動する必要がある他、嘘を重ねることで自らを苦境に陥れる可能性もあります。部活のメンバーや顧問教師からの信頼を失うだけでなく、自分自身も罪悪感に苛まれることがあります。
今回の記事で紹介した理由は、本当に休む必要がある時にのみ使い、可能な限り正直な理由で休むことをお勧めします。