「賛辞」の意味と正しい使い方!目上の人にも使える?

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「賛辞」という言葉を知っていますか。

日常会話ではあまり耳にしないかもしれませんが、表彰式、引退のイベント、感謝を表す会、ビジネスシーンや報道記事などでよく使われる表現です。

この言葉は、立派な行いや成果を称える際に用いられます。

正しい使い方を学んでおくと便利です。

今回は、「賛辞」の意味や使い方、さらに「賛辞を贈る」とはどのようなことか、目上の人に対して使っても良いのかについて詳しく解説します!

目次

「賛辞」はどういう意味?

「賛辞」とは、他人の行動や成果を褒め称える言葉のことを指します。

この言葉は「さんじ」と読みます。

「賛」には「支持する」「同意する」「褒める」といった意味があり、「辞」には「言葉」「終わる」「別れを告げる」などの意味が含まれます。

つまり、「賛辞」は文字どおり「褒める言葉」であり、人や事象を称賛する際に使われる言葉です。

「賛辞」の使い方

「賛辞」は褒め言葉として用いられます。以下のような表現が一般的です。

  • 賛辞を贈る
  • 賛辞を述べる
  • 賛辞を惜しまない
  • 賛辞を受ける
  • 賛辞に値する

これらは、人の功績や徳、あるいは物の価値を称賛する際に使います。

「賛辞」は肯定的な意味合いを持ち、特に正式な文脈や報道、文書で使われることが多いです。

「賛辞」がよく使われるシーン

「賛辞」という言葉は、通常、以下のようなシーンや場面で使用されます:

  1. 業績や成果の称賛
    ビジネス環境や学術的な成果発表などで、個人またはチームの顕著な業績や成功を公に認める際に使われます。
  2. 表彰式や授賞式
    個人や団体が特定の賞を受賞したとき、その功績を讃えるスピーチや発表で使われることが多いです。
  3. 批評やレビュー
    芸術作品や文学作品、映画、演劇などのクリエイティブな作品を評価する際に、その優れた点を強調するために用いられます。
  4. 引退や退職の挨拶
    長年にわたるサービスや貢献に対して感謝の意を表すスピーチやメッセージで使用されることがあります。
  5. 感謝の意を示す場合:何か特別な支援や助けを受けた際に、その感謝の気持ちを表現するために用いることがあります。

これらのシーンでは、「賛辞」を使って、他者の貢献や成果を肯定的に評価し、尊敬や感謝の気持ちを伝えることが目的となります。

「賛辞をおくる」とは「送る」?「贈る」?

先ほどのよく使われるシーンからイメージすると「賛辞をおくる」という表現では、「送る」と「贈る」のどちらも使われますが、異なるニュアンスを持ちます。

「送る」は一般的に何かを届けることを意味し、「贈る」はより価値のあるものを相手に進呈するときに用います。

そのため、「賛辞を贈る」という表現は敬意や感謝を込めて使われ、賛辞を特別な感謝の意として進呈する場合に適しています。

一方で、「賛辞を送る」も相手に届ける意味で間違いではありません。

通常、物理的なものを届けるときは「送る」を、感謝や称賛の言葉を進呈するときは「贈る」を使用します。

目上の方に対しても使用しても大丈夫?

「賛辞」は他人を褒め称える表現ですが、時には上から目線と捉えられることがあります。

そのため、目上の人に対して使用するのは不適切ではないかと疑問に思う方もいるでしょう。

しかし、「賛辞を送る」ことは目上の方に対しても全く問題ない行為です。

これは上からの「よくできましたね」という表現とは異なり、真摯に相手の行為を評価するものですから、目上でも目下でも適切に使えます。

例えば「民衆が英雄に賛辞を送る」というように使うことができます。

「賛辞」の使用文例

  • 批評家たちは彼の作品に対して賛辞を送っています。
  • 彼女の才能には惜しみなく賛辞が贈られます。
  • 彼の行動は賛辞に値します。
  • 彼女は優れた成績を収め、社長から賛辞を受けました。
  • 過分な賛辞の言葉に恐縮しています。
  • 試合には敗れたが、選手たちの奮闘に対しサポーターは賛辞を送りました。

「賛辞」の類義語

賛辞の類義語には以下のようなものがあります。

  • 褒め言葉(他者を称賛する表現)
  • 賞詞(褒める言葉、賞賛の言葉)
  • 讃詞(賞賛の言葉)
  • 賛美(他者を褒めたたえる行為)
  • 賞賛(他者を褒めたたえる行為)
  • 絶賛(非常に高い評価をすること)

「賛辞」の対義語

賛辞の対義語には次のようなものがあります。

  • 酷評(褒める要素が全くない厳しい批評)
  • 批判(不備を指摘し、改善を促す議論)
  • 辛辣(言葉や態度が厳しいこと)
  • 悪評(否定的な評価や評判)

まとめ

賛辞は「他人を褒めたたえる言葉」として使います。

文章や会話で他人を褒めたたえる際に活用され、通常は「贈る」として使われることが多いですが、「送る」も間違いではありません。

立場にかかわらず使用できるため、日常生活やビジネスシーンで役立つことがあります。

この記事が意味や使い方の理解に役立つことを願います。

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この記事を書いた人

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